エンジニアは、長時間労働や成果主義など、精神的なストレスが大きくなりやすい仕事です。

自身ではストレスを抱えている実感がなくても、少しずつ心身の疲労や不安などが蓄積されることで、うつ病をはじめとする精神疾患を発症してしまうことが少なくありません。そうした事態を可能な限り未然に防ぐためには、日常的なメンタルヘルスケアが必要不可欠です。

エンジニアが多く抱えやすいストレスとプレッシャーは、自分自身でストレスを管理する方法を模索するだけでなく、チームのリーダーや上司なども理解と適切なサポートを提供する必要があるでしょう。

また、コミュニケーションがあまり必要ないと考えられることが多いエンジニアですが、実際にはほかのエンジニアやリーダー、またエンジニア以外の職種や取引先など、コミュニケーションをとりながら業務を遂行することが少なくありません。コミュニケーションが苦手という人にとっては、そうした業務が精神的な負荷となってしまうことがあります。

その場合の対策法としては、スキルを向上するための研修やセミナーに参加したり、社内や取引先との交流を促進するためのイベントへ積極的に参加するといった作業が有効です。

エンジニアのメンタルヘルスケアにおいては、ワークライフバランスを意識することも重要です。家族やペットと過ごす時間を大切にしたり、趣味の時間を毎日少しでも確保するなど工夫することによって、自身のストレスレベルを軽減し、メンタルヘルスの向上へとつながります。